お預かりしたルンバの修理をする様子をご紹介します。
本日のご紹介はルンバがホームベースに戻らないとのお申し出での修理のご紹介の第2段です。
ルンバがホームベースを見つけドッキングするまで
前回の記事(ルンバがホームベースに戻らない(タイヤ不調が原因))ではルンバが赤外線を使ってホームベースの場所をイルカのように把握することをご紹介しましたが、ルンバは自身がホームベースへ帰着したかは、ホームベースから電気が流れたかで判断します。そのため、充電用端子が破損や不調により電気が鳴れないとルンバはホームベースに戻ることができません。
充電端子の破損とは?
充電端子の破損や問題は主に3つあります。
(1)充電端子に汚れが付着している
掃除をしている間に汚れが付着してしまうと通電がされず帰着が確認できません。
汚れがあると電気が流れにくくなり、回路に負担がかかるので充電ができていても汚れがあった時には、柔らかい布で優しく拭き取ってください。
(2)端子の腐食
ルンバに水分がかかった後、拭き取りが不十分だと金属部分が腐食してしまいます。
腐食が少ない場合は、磨いたり、ヤスリでこするなど、腐食部分を削り取ることで回復ができますが、腐食が多くなると端子の交換が必要です。
(3)充電端子の陥没
通電が不十分な状態で充電を行ったり、劣化したバッテリーを使うと、電極部分が熱を帯びます。この状態が長く続くと電極の台座部分(プラスチック)が溶けてしまい、充電端子が陥没してしまいます。この状態になると、ルンバ本体のボディの交換が必要となります。